後遺障害の後日認定

自動車事故では、被った後遺障害に対する治療費や休業保障などを請求することが出来ます。これは、症状固定日を迎えてから作成した医師の診断書を基にして、後遺障害等級を決定しながら金額の算定が必要となります。この場合問題となるのは、今後、回復や症状の変化が望めないと症状固定をしてから出る後遺障害でしょう。

むち打ち症に代表される後遺障害は、事故後すぐに症状が出ず、等級認定や示談の後に症状を発症する可能性もあります。基本的に示談をした後は、後遺障害での通院・治療費は本人が負担して支払うものとなっています。

後遺障害はいつ何がきっかけで発症するかわからないことを考慮し、後からでも治療費の請求が出来る余地を残しています。原則として、後遺障害等級の認定日から3年以内は請求権を持つものとし、3年経過すると時効によって請求権はなくなることになっています。念のため示談書には、「後遺障害が後日認定された場合は別途協議する」と文言を盛り込むことが推奨されます。

改めて後から症状が出た後遺障害に関して等級認定を行うなどの交渉を行い、賠償金の請求を実施することになるでしょう。事故との因果関係が明確に出来ない場合は、後遺障害に対する賠償金請求が難しいので、医師との相談も必要です。

後遺障害の主な症状

後遺障害で起こり得る病気として有名なのは、むち打ち症です。しかし、自動車事故では他にも後遺障害に該当する病気や症状があり、どの段階で影響が出始めるのかはケースバイケースだと言われています。事故との関連性を見逃さないためには具体的な症状を把握しておく必要があります。

RSDは反射性交感神経性ジストロフィーと呼ばれており、外相を受けたことを原因として慢性的に痛みを感じたり、自律神経への影響から関節の拘縮を起こす病気です。またカウザルギーは、神経に損傷を負うことで手足などの末端部分に焼けるような熱い感じの症状が出ると言われています。

日常的に起こりやすく事故との関連性が特に注目されない症状もあります。耳に起こる可能性があるのは、聴力が低下したり耳鳴りがするなどの後遺障害です。また、目に起こりうるのは視力の低下や視野障害などがあります。具体的には事故後に、片目の視力が0.6以下になったと判定されると、後遺障害等級では第13級に該当します。

以上のような後遺障害が後から起こる可能性も否定できないので、自動車事故の後に通院する病院で受けた検査やその結果、自覚症状も含めて把握するのが望ましいと言われています。医師との連携も欠かせないので、信頼できる病院を選ぶことも重要です。

後で出る後遺障害

自動車事故では後遺障害が残り、今後の生活が変化する問題が起こりますが。全ての症状が事故直後に起こり、すぐに発覚するわけではありません。そのため、事故に対する示談交渉や慰謝料の請求を難しくすると言われています。保険会社の中には、後遺障害の治療で6カ月程度経過すると、示談交渉に応じるよう求める担当者もおり、後遺障害の治療が打ち切られるのではないかと不安に感じるでしょう。

このサイトでは、後遺障害で後から起こりうる病気や、発覚してからの対応方法を紹介しています。自動車事故の後遺障害を治療中の方にも、役立つ情報となれば幸いです。全ての方が保険会社の担当者のように豊富な知識を持っているわけではないので、自動車事故のような特殊な状況に対応しきれないのが現実です。

しかし、生活を支えるにも治療をするにも、慰謝料や賠償金の請求は避けて通れません。納得のいく解決を迎えるために、後遺障害への対応は充実させることが求められるでしょう。示談後の治療費を負担するのは誰なのか、そして後でわかった後遺障害の賠償金は請求できるのかと心配する問題が山積しています。

後遺障害でどのような症状を起こしたときは、どのような方法で請求すると良いのかがわかっていれば安心です。さらに、示談書にも一言記載することで、今後の治療に安心できる要素が盛り込めます。主に自動車事故の被害者に役立つ情報となっています。突然の被害と怪我を抱えながら示談交渉をするのは非常に困難です。事前にある程度の知識を身につけておくことも大事ですが、弁護士や行政書士などの確実な知識を持った専門家に依頼することも選択肢の一つです。個人での解決が難しいと感じた時は、第三者に頼るのも大事です。

参考HPhttp://assist.ko2jiko.com/